切開リフト修正(第1回):耳たぶが下に伸びる「ピクシーイヤー(耳垂変形)」の原因と根本再建法
こんにちは。ソウル・江南(新沙駅)にあるAVA美容外科の代表院長、形成外科専門医のキム・スンスです。
他院で切開リフトを受けられた後、次のようなお悩みで修正相談にいらっしゃる方が少なくありません。
「切開リフトをしてから、耳たぶの丸みがなくなって下へ引っ張られたように伸びてしまいました。髪を耳にかけられず悩んでいます。耳たぶの傷跡を縫い直すだけで治りますか?」

このように耳たぶ(耳垂)が頬の下方向へ引っ張られて尖った形になる変形を、形成外科では「ピクシーイヤー(Pixie Ear/耳垂変形)」と呼びます。今回は、なぜピクシーイヤーが生じるのか、そして再発を防いで本来の丸みのある耳たぶを取り戻すための解剖学的再建法を解説します。
01. なぜ切開リフト後に「ピクシーイヤー」が生じるのか?
結論から申し上げますと、ピクシーイヤーの最大の原因は「引き上げる力を深層のSMAS層ではなく、表面の皮膚(特に耳たぶ周囲)にかけて縫合してしまったこと」にあります。
- 深層SMAS剥離の不足: 深層のSMAS筋膜が十分に剥離・固定されていない状態で余った皮膚だけを切り取って縫い合わせると、頬の重い組織を支える負担がすべて皮膚の縫合線にかかります。
- 耳たぶは「軟骨のない柔らかい組織」: 耳の他の部位には軟骨というフレームがありますが、耳たぶ(耳垂)は皮膚と脂肪だけでできた非常に柔らかい組織です。術後に重力と傷跡の拘縮(縮もうとする力)が働くと、固定されていない頬の皮膚が下がりながら、柔らかい耳たぶを真下へと引きずり下ろしてしまうのです。
02. なぜ「耳たぶの皮膚を切り取って縫い直すだけ」では再発するのか?
ピクシーイヤーを治そうとして、伸びた耳たぶの傷跡だけを切り取って丸く縫い直す単純修正を行うとどうなるでしょうか?
「頬の皮膚が切り取られた分だけ、さらに強い下向きの張力がかかり、数ヶ月以内に再び耳たぶが引っ張られて同じ変形(あるいはさらに広い傷跡)が再発してしまいます。」
つまり、ピクシーイヤー修正の本質は「耳たぶの形を整えること」以前に、「耳たぶにかかっている下向きの張力(テンション)を深層から完全にゼロにすること」にあります。
03. AVA美容外科のピクシーイヤー根本修正アルゴリズム
- 深層SMAS層の再剥離と強固なアンカリング(固定): 初回手術で不十分だったSMAS層と支持靭帯を丁寧に再剥離し、頬の組織の重みを側頭深筋膜や耳後部の強固な筋膜(マストイドファシア)へとしっかり引き上げて固定します。
- 耳垂基部(耳たぶの付け根)の深部固定: 耳たぶの付け根が二度と下へ引っ張られないよう、深部の強固な組織に無張力でアンカリングします。
- 自然な丸み(Free Lobule)の再形成: 皮膚が耳たぶを引っ張らない余裕(フラップ)を確保した上で、本来のふっくらと丸みのある耳たぶの角度を再建し、繊細に縫合します。

04. キム・スンス代表院長 1:1修正カウンセリングのご案内
切開リフト後の耳たぶの変形(ピクシーイヤー)や傷跡の広がり、たるみの後戻りでお悩みの方は、現在の状態のお写真または1:1 Zoom相談にて精密に診断いたします。
- ✨ ディーププレーン切開リフト・修正手術 日本語詳細ページを見る →
- 📅 1:1 Zoomオンライン相談・写真事前診断(日本語予約ハブ) →
- 📖 ディーププレーン切開リフトの基礎とSMAS剥離の核心を読む →
- 📖 キム院長が実の母に執刀した切開リフト&目元手術 術後2ヶ月経過記録を読む →
📍 AVA美容外科(AVA Plastic Surgery) · ソウル特別市 瑞草区 江南大路 603 インソンビル 4階(新沙駅4番出口 徒歩1分) · TEL +82 2-545-1882
※ 手術およびオンライン相談に関するご案内:修正手術は初回手術後の組織の癒着状態により適切な手術時期(通常術後6ヶ月以降推奨)や剥離範囲が異なります。1:1 Zoomオンライン相談は予備的なご案内であり、最終的な手術計画はソウル来院時の対面診察にて確定いたします。術後に出血・感染・血腫・傷あと・左右差などのリスクがあり、結果には個人差があります。

